2011年10月16日

サーカス Цирк


メリー(マリオン・ディクソン)のサーカスシーン。

サーカス」(Цирк)は1936年のソ連(ロシア)映画。グリゴリー・アレクサンドロフ脚本・監督。イサーク・ドゥナエフスキー音楽。ミュージカル映画。

プロパガンダ的要素がたっぷり含まれているのですが、更にロシアに興味を持ってしまうようなストーリーの映画です。ミュージカル映画とされるだけあって歌や音楽も魅力的な映画なのですが、特に挿入歌「祖国の歌」は公開後人気を博したそうです。

あらすじ
アメリカ。サーカスの花形アメリカ人マリオン・ディクソン(リュボーフィ・オルローワ)が大衆に石を投げられ、リンチされそうになっている所を命からがら電車に飛び乗って逃げるシーンから始まります。車内にはちょうど彼女のスキャンダルを新聞で読んでいるドイツ人男性がおり、マリオンは男の腕の中で意識を失います。

マリオンはモスクワで新たな生活を始め、あるサーカスで曲芸を続けています。そこで出会った好青年マルトゥイノフ(S・ストリャコフ)と恋に落ちるのですが、彼女のスキャンダルを知っているドイツ人マネージャーはスキャンダルをばらすと彼女を脅し、「俺くらいしかお前と結婚しようなんて思う男はいない」と彼女に求愛します。。。

共産主義の人種に対するイデオロギーなのか、かなり理想的な人種共存についてがテーマになっています。30年代当時の映画で考えるととても前衛的だと思うのですが、ライバルであったアメリカの当時の現状と比べるような「当てつけ」の効果もあったのでしょうか?少しロシアの人種差別について調べてみたくなってしまいます。

主人公マリオン・ディクソンを演じているリュボーフィ・オルローワは、歌えてピアノも弾けて、しかもサーカスの曲芸までこなせる魅力的な女性です。彼女の曲芸シーンも素敵なのですが、映画全体に裏舞台のシーンや、ダメ犬とその飼い主のエピソード、芸達者な動物の演技など、めまぐるしく挿入されるシーンも楽しめます。そして上の動画でもチラチラ登場していますが、チャップリンへのオマージュが多々挿入されています。

個人的に気になったのは、所々に見える当時のサーカスのポスターです。古くて味のあるのグラフィックデザインで、レトロ感たっぷりのポスターが背景に上手に使われています。監督はシーンの繋ぎ部分のトランジッションにもこだわりがあるようで、俳優の背後に羽が出て、それが次の興行のポスターになったりと凝った演出をしています。

サーカス映画がお好きな方におすすめの映画です。

ロシアン・クラシックス DVD-BOX / ユーリヤ・ソーンツェワ, ニコライ・ツェレテリ, ...ロシアン・クラシックス DVD-BOX / ユーリヤ・ソーンツェワ, ニコライ・ツェレテリ, セルゲイ・コマロフ, ヴァシリー・コヴリギン, ヴェーラ・バラノフスカヤ (出演); ヤーコフ・プロタザノフ, ヴァシリー・ジュラヴリョフ, フセヴォロド・プドフキン, アレクサンドル・ドヴジェンコ, ニコライ・エック (監督)
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2011年07月06日

バーレスク Burlesque



バーレスク」(Burlesque)は、2010年のアメリカ映画。ミュージカル映画。

wikiによると、「バーレスク」とはヌードに至らない女性のお色気を強調した踊りを含めたショーのこと、だそうです。細い体のどこからあんなに野太い声が出るのか不思議な、クリスティーナ・アギレラ主演のミュージカル映画で、綺麗でスタイルのいい女の子達が際どい下着姿で歌って踊って。。。というミュージカルよりはキャバレー映画と言ったほうがぴったりな感じです。

シンガーとしては文句の無い声量をもつクリスティーナ・アギレラですが、演技も同じミッキーマウスクラブ出身のブリちゃんから比べると無難にこなしています。ジャスティン・ティンバーレイクといい、歌えて、演技も卒なくこなす才能を持っているようですね。ここで、3人の明暗が分かれて来るのでしょうね。

さて、シンガーから女優として成功した先輩のシェールも登場するのですが、ゲイの間に絶大な人気を誇り(娘のチャスティティーがゲイである事をカムアウトしたのを受け入れた、理解のある母親像のようです。)今でも圧倒的な存在感で「ディーバ」と呼ばれるのに相応しい、65歳に全く見えないお美しさです。(ハリウッドの最新技術が全身に活用されているのかもしれませんが)

ミュージカル部分に力を置いている映画なので、ストーリーは至ってシンプルです。

あらすじ
田舎アイオワからLAにやってきた、天涯孤独のアリ(クリスティーナ・アギレラ)は、ショーガールの世界に夢を見ている。テス(シェール)が経営するクラブ「バーレスク」にある晩乗り込むのだけど、テスと衣装係のショーン(スタンリー・トゥッチ)に軽くあしらわれてしまう。負けん気の強い彼女はウェイトレスとして勝手に働き出す。

カウンターでバーテンとして働いているジャック(キャム・ギガンデット)は、そんな彼女が気になり始める。。。

シェールとゲイの衣装係役のスタンリー・トゥッチのやり取りが良いです。息がぴったりで、長年一緒にやって来た相棒、と言った感じが出ていて、気の効いたやり取りで笑わせてくれます。反面、シェールの旦那役である筈のヴィンス、全く感じが出ていません。(どうしてそういう関係に設定したのか不明なくらい)

クリスティーナ・アギレラは夢見る諦めない女の子、という、アイドルには無難な役を演じています。歌唱力はただのそこらのアイドルではないので、そこら辺はなかなか楽しませてくれます。こういうクラブが実際にあるのなら、是非行ってみたいですね。

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バーレスク [DVD] / クリスティーナ・アギレラ, シェール, エリック・デイン, スタンリー・トゥッチ, カム・ジガンデイ (出演); スティーヴン・アンティン (監督)バーレスク [Blu-ray] / クリスティーナ・アギレラ, シェール, エリック・デイン, スタンリー・トゥッチ, カム・ジガンデイ (出演); スティーヴン・アンティン (監督)バーレスク オリジナル・サウンドトラック [Soundtrack] / サントラ (CD - 2010)
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2010年08月23日

サウンド・オブ・ミュージック The Sound of Music



サウンド・オブ・ミュージック」(The Sound of Music)は、1965年アメリカ制作のミュージカル映画。アカデミー作品賞、監督賞、編集賞、音楽賞、録音賞を受賞。マリア・フォン・トラップの自伝を元にして制作された映画。音楽はリチャード・ロジャース、オスカー・ハマースタイン二世。

ミュージカルは別に好きでもないのですが、この映画は別です。使われている音楽は名曲揃いで、テンポの良いストーリーにぐいぐい引き込まれます。

あらすじ
舞台はオーストリアのザルツブルク。1938年のナチスによるオーストリア合邦及び第二次世界大戦の前夜です。修道女見習いだけど、おてんばで元気のよいマリア(ジュリー・アンドリュース)は、ある日、院長にトラップ大佐(クリストファー・プラマー)の7人の子供たちの家庭教師をするように勧められる。

数年前に妻を亡くしたトラップ大佐は、軍隊教育式に7人の子供を育てている。大佐は翌日からウィーンに出かける事になり、マリアは7人の子供達の面倒を一人でみる事になる。。。

「ドレミの歌」「エーデルワイス」「すべての山に登れ」「私のお気に入り」など、日本でもおなじみの曲ですね。エレクトーン教室で弾いていたのを思い出します。

「すべての山に登れ」Climb Ev'ry Mountain もっと外の世界を見て来なさい、とマリアが院長に勧められるシーンの歌です。



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「サウンド・オブ・ミュージック」オリジナル・サウンドトラック

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  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2008/06/25
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posted by 淀川あふるー at 17:43 | Comment(0) | ミュージカル映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2010年05月17日

オズの魔法使 The Wizard of Oz


名曲Somewhere Over The Rainbow(虹の彼方に)です。やっぱりジュディ・ガーランドは凄い歌唱力ですね。ちんちくりんの犬トトが可愛い。

オズの魔法使」(The Wizard of Oz)は、1939年に制作されたアメリカのミュージカル映画。ライマン・フランク・ボームが1900年に発表した児童文学小説「オズの魔法使」。アカデミー賞受賞作品。

あらすじ
カンザスの農場に住む少女ドロシー・ゲイル(ジュディ・ガーランド )はある日愛犬トトと一緒に竜巻に巻き込まれて魔法の国オズへ運ばれてしまう。そこで出会った北の魔女に助言されて、カンザスに戻してもらう為にオズの魔法使いに会いに旅をする。

旅の途中で彼女はブリキ男、かかし、臆病なライオンと出会い、彼らと旅をともにする。(西遊記っぽいですね。)

この映画でジュディ・ガーランドはかなり幼く見えますが、ドロシーの設定年齢が若かったので、当時既に16歳だったジュディ・ガーランドは胸を縛り、特殊なコルセットを使って体の女性的なカーブを隠して撮影したんだそうです。

ドロシーは当初はブロンド設定だったそうで、金髪のカツラを付けさせられたりしたそうです。(いや、それは辞めて正解なアイデア)

夢のある映画を見たい方へおススメの映画。

オズの魔法使 70周年記念 コレクターズ・エディション [DVD] / ジュディ・ガーランド, レイ・ボルジャー, バート・ラー (出演); L・フランク・ボーム (原著); ビクター・フレミング (監督)オズの魔法使 [Blu-ray] / ジュディ・ガーランド, レイ・ボルジャー, バート・ラー (出演); ビクター・フレミング (監督)ザ・ベスト 永遠の映画音楽デラックス / コロムビア・ミリオン・ポップス・管弦楽団, ザ・ジーン・コスマン・オーケストラ, コロムビア・ボールルーム・オーケストラ, ジュン・ノルシア・ストリングス, アンサンブル・ジャック・アンド・ジルズ, ノルディール・ボワ・オーケストラ, ザ・ムーヴィーランド・オーケストラ, 木村好夫 (演奏) (CD - 2008)
posted by 淀川あふるー at 13:55 | Comment(0) | ミュージカル映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする