英語版
「ワン・オン・ワン ファイナル・ゲーム」(Love & Basketball)は2000年制作のアメリカ映画。恋愛ドラマ/スポーツ映画。ジーナ・プリンスービスウッド監督、プロデューサーのうちの一人はスパイク・リー。
映画は、バスケのゲームのようにファースト・クォーター(1981年幼少期)セカンド・クォーター(1988年高校時代)サード・クォーター(大学一年生)フォース・クォーター(90年代初頭)と区切られていて、幼馴染みの二人の成長過程を追います。
あらすじ
1981年、LA。11歳のモニカ(サーニャ・ラサン)は、父親がクリッパースのプロバスケットボール・プレイヤーのクィンシー(オマー・エップス)の家の隣に引っ越してきた。負けず嫌いでトム・ボーイなモニカは、マジック・ジョンソンに憧れていて、女性初のNBAプレイヤーになって(当時はまだWNBAが無い頃ですね。)、LAレイカーズに入る事が夢。クィンシーは父親のように、いつかクリッパースのプロバスケットボール・プレイヤーになるのが夢です。
喧嘩しながらも仲の良い二人はバスケットボールを続け、USC(南カリフォルニア大学。スポーツの強い名門校)に推薦入学する。スタープレイヤーのクィンシーと違い、モニカはやっとの事で入学を許可されます。惹かれ合う二人は付き合うようになるのですが、スタープレイヤーとして注目を集めるクィンシーの周りには女の子達の影がつきまといます。そんなある日、クィンシーの父親にスキャンダルが発覚します。。。
女性監督の視点から、スポコン映画というより恋愛に比重をかけ、スポーツを通して惹かれ合っていく二人を描いています。モニカは夢をひたむきに追い続けるのだけど、自分を必要とするクィンシーとの間にすれ違いが起こってしまいます。夢を必死に追う女性にありがちな障害ですが、男性は自分が必要としている時に何が何でもそこにいてくれる女性を求めるのでしょうかね?(気持ちは分かるけど、ちょっと彼女の状況も理解してあげなよ、とか思っちゃいました。)
どろっとした恋愛映画ではなく、スポーツが主題になってるだけあって爽やかな後味のある映画です。
観ていて学生時代を思い出してしまいます。
残念ながら輸入版オンリー