「ココ・アヴァン・シャネル」は2009年のフランス映画。英語タイトルは(Coco Before Chanel)アンヌ・フォンテーヌ監督 オドレイ・トトゥ主演
youtubeのフリー動画にあったので視聴しました。
言わずも知れたファッションデザイナー、ココ・シャネルがデザイナーになる前を中心に描いた伝記映画。
あらすじ
孤児院に姉と共にガブリエルが送られるシーンから始まります。ナイトクラブのシンガーやお針子をして暮らす彼女は、金持ち(貴族タイトルは持ってないけど、軍の制服をつくるビジネスで大儲けした一族なのだそう。階級社会は複雑ですね)エティエンヌ・バルザン(ブノワ・ポールヴールド)に気に入られ、彼を頼って豪邸で暮らすようになります。ガブリエル・ココ・シャネルは、華やかな貴族たちの世界でただそこに迎合するのではなく、自分自身のスタイルや自立心をもって自己を確立していきます。。。
所々に彼女が自分の洋服の趣味にうるさく、自分で着たい洋服を自作するシーンが登場します。自分の好きな機能的で動きやすいスタイルの洋服を着こなす、個性的な彼女と華やかでひらひらした貴族の女性たちを対比が面白いです。コルセットから女性を解放し、働く女性に機能的なスタイルを提供したシャネルの伝記なのでそっちを描くことを期待してしまうのですが、タイトルにあるようにシャネル前のココのお話なので、彼女がデザイナーになる前の当時貴族社会がまだ残っていたころの風習や男女関係を中心にストーリーが進みます。
自分が好きになった男(アーサー・キャペル)は自国イギリスで結婚するので愛人関係を続けることを選ぶのですが、(当時の貴族社会のあるあるですかね)ちゃっかりお店を出すお金を支援してもらっていたり、ガチガチの階級社会で貴族ではない普通の女性が成功するにはそれなりのサポートがないと厳しいわけであって、ただ愛に生きるなんてやってたらシャネルは誕生しなかったわけですね。でも、バルサンからのプロポーズは断るところがシャネルらしさで、リッチなマダムとして安泰した人生を生きるより、自分の好きなこと=服装デザイン(最初は帽子デザインから始めてましたね)をして生きる方を選んだわけですね。
映画を見た後にシャネルについて調べていて、実はシャネルはミススペルで、出生届にChasnelを間違えてChanelと記入された事からきてるんだそうです。シャネルの方が響きもいいし、チャスネル(シャスネル?)だとブランドイメージが変わっちゃいますよね。。。

ココ・アヴァン・シャネル (字幕版) - オドレイ・トトゥ, ブノワ・ポールブールド, アレッサンドロ・ニボラ, マリー・ジラン, エマニュエル・ドゥボス, アンヌ・フォンテーヌ, カミーユ・フォンテーヌ, アンヌ・フォンテーヌ, キャロル・スコッタ
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