2024年01月18日

デスティニー 未来を知ってしまった男 First Snow



デスティニー 未来を知ってしまった男」(First Snow)は2006年のアメリカ映画。ガイ・ピアース、J. K. シモンズ出演。

あらすじ
ジミー(ガイ・ピアース)はニューメキシコ州のとある町で車が故障し、直している間に暇つぶしで立ち寄った占い師に占ってもらったところ、お金はいらないから帰ってくれと追い払われてしまいます。占い師の言った事がいくつか当たり、その先に何が見えていたのかが気になったジミーは占い師の元に戻り、何が見えていたのか話す事を強要します。そこで「初雪までは大丈夫だ」自分の人生を楽しんで生きろと告げられてしまいます。。。

この映画の中に出てくるのはタロットや手相の占い師ではなくて、霊感占い師です。アメリカで霊感のある人を「サイキック」と呼んでいて、人気サイキックのリアリティ番組がケーブルテレビにあったりします。この映画で、主人公はサイキックに見てもらってる間に「そりゃ誰でも気になちゃうでしょう」というような反応をされてしまいます。気になって気になって、どんどん行動がおかしくなって、周りの人にも呆れられるような事態に陥って行ってしまうのですが、そういう演戯はガイ・ピアースさすがうまいですね。へたに未来なんて見てもらったばかりに、つつかなくて良かったハチの巣をつついたような状態に陥っていくので、「もしかして、占いなんて行かなければそんな事態になってはいなかったのでは?」と思ってしまいました。

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2014年01月07日

プリズナーズ Prisoners



プリズナーズ」(Prisoners)は2013年のアメリカ映画。サスペンス映画。

サンクスギビング(感謝祭)を近所にある友人宅で過し、目を離した隙にいなくなってしまった娘達を、法を無視して自分の手で勝手に捜しだす、という映画です。自分達の過失は無視して警官を怒鳴りつけるは、自分の勘で勝手な捜査を始めて犯人だと思いこんだ人物を監禁・拷問するは、頭のおかしな父親役をヒュー・ジャックマンが好演しています。

あらすじ
ケラー・ドーヴァー(ヒュー・ジャックマン)は、妻、息子、娘を連れて、近所にある友人バーチ家で過します。楽しくディナーを過した後、自分の娘アナとバーチ家の娘ジョイがいなくなっている事に気づきます。家族全員で周辺を探すのですが二人の姿は何処にも見あたらず、探している間に息子は、近所に見知らぬキャンピングカーが停まっていた事を思い出します。そのキャンピングカーは既に姿を消しており、娘達の失踪を警察に届けます。

警官ロキ(ジェイク・ギレンホール)は怪しいキャンピングカーが見つかった連絡を受け、キャンピングカーに乗っていた男を尋問しようとするのですが、男は急に車を発進させ木に衝突します。ロキは警察署で男、アレックス・ジョーンズ(ポール・ダノ)を尋問するのですが、アレックスは10歳児並みのIQしか持っておらず、何の手がかりも事件への関係性も掴む事が出来ずにいます。

証拠不十分でアレックスが釈放される事を聞いたケラーは、「娘を返せ!」とアレックスに飛びかかるのですが、アレックスは「彼女達は僕が去るまで泣きはしなかった」と意味深な言葉を残します。。。

この映画で面白いのは、警察を信用せずに強行手段をとるケラーと、地道にリサーチと捜査を重ねるロキがおなじ犯人に辿り着く事です。二人の行動が平行して描かれていくのですが、感と力任せの男と、徐々にヒントを辿っていく男の対比が面白いですね。

自分も子供から目を離したことを棚にあげて、「あなたが私たちを守ってくれるって言ったじゃない!」と男のプライドを傷つけるような事を妻に言われたのもネックでしょうか、ふさぎ込んで何も出来ない妻を見て、どんどん酷い行動をとるケラーにはかなり後味の悪さも残ります。

posted by 淀川あふるー at 16:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | サスペンス 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2013年10月09日

サイド・エフェクト Side Effects



サイド・エフェクト」(Side Effects)は、2013年のアメリカ映画。サスペンス/スリラー映画。

他人に対する依存心の強い人というのはなんでも他人の所為にするきらいがありますが、依存心が強くて可愛らしい女性の場合は、庇護欲のある男性に大モテします。この映画では、可愛く、精神的に不安定で頼りなげな自殺傾向のある女性というのが登場するのですが、彼女を幸せに出来なかった夫はあっけなく殺されてしまい、精神科医でさえその彼女本来の性質を始めは見抜けなくて(理由は後に判明します)人生を台無しにされかけます。

あらすじ
インサイダー取引で逮捕され、4年間刑務所に入居していたマーティンは、ようやく釈放され妻エミリー(ルーニー・マーラ)の元へ帰ってきます。夫が帰宅して以来精神的に不安定で、駐車場で車を壁に正面衝突させて病院に運ばれたエミリーはそこで精神科医ジョナサン・バンクス(ジュード・ロウ)に出会います。

エミリーの自殺傾向と鬱状態に気づいたジョナサンは、エミリーに入院を勧めるのですが、それを拒否した彼女に自分のオフィスでカウンセリングのセッションを定期的に受ける事を条件に、彼女を帰宅させます。

会社やパーティで精神的に不安定な状態に陥るエミリーは、数々の薬を試すのですが体に合わず、ジョナサンはエミリーが前にかかっていた精神科医ヴィクトリア(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)に彼女が受けた治療について聞きに行くのですが、そこで新薬アブリクサを勧められます。エミリーの症状は良くなるのですが、夢遊病症状が現れ、帰宅した夫を刺し殺してしまいます。

エミリーは薬による副作用の心神喪失状態で責任能力がなかった、という不処罰を求めます。。。

依存度が強い人は頼っている間は健気に見えても、更に都合の良い宿主が現れればあっさり乗り換えるのにも何のためらいもない、という部分がお見事に描かれている映画です。エミリーの夫に対する殺害動機の自己中さに寒気がしますね。こういう自分だけが可愛い、という女もいるんでしょうね。確かに、警察に捕まっちゃうような事する夫も庇えるような人物ではないのかもしれませんが、彼女に対する愛情は見て取れる人だったので同情してしまいます。

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2013年09月10日

ゼロ・ダーク・サーティ Zero Dark Thirty



ゼロ・ダーク・サーティ」(Zero Dark Thirty)は2012年のアメリカ映画。ウサマ・ビン・ラーディンの殺害ミッションを描いたスリラー/サスペンス映画。キャスリン・ビグロー監督。

拷問に対する批判や、オバマ再選のキャンペーンに利用されたなどいろいろな物議を醸していた映画ですが、なかなかスリルがあって見応えがあります。アルカイダという宗教的な集団を相手にしているので、素性がばれたりすると自分達がやられてしまう可能性もある、というミッションに、女性新人CIAマヤが挑みます。

彼女は実在する人物で、本名その他は伏せられているそうです。その他のキャストも実在する人物が元になっていて、なかでも自殺テロで亡くなってしまうマヤの友人CIAアナリストのジェシカは、3人の子持ちの捜査官だったそうで、実名も公開されています。

あらすじ
2003年、新人CIA捜査官のマヤ(ジェシカ・チャステイン)はパキスタンのアメリカ大使館に派遣されます。高校を卒業してから短い期間アルカイダとそのリーダーについての調査をしてきたマヤは、同僚のダン(ジェイソン・クラーク)と9/11のハイジャックに関係している人物達の取り調べを行います。

複数の人物に拷問や陵辱を繰り返し、捜査線上に上がってきたのがアブ・アーメッドという人物で、ウサマ・ビン・ラーディンは彼を通して様々な人物とコンタクトを取っている事が分かります。。。

さて、水攻めや洋服脱がして局部を晒したりなどの拷問シーンが登場します。「人道的に良くない」ということは誰でも分かるのですが、自殺テロを喜んで行うような狂信的グループに「ねえ、教えて」と言って尋ねても情報が得られるわけはないし、簡単に買収も出来ないわけで、多分映画の中に登場するようなやり方はかなりマイルドなんじゃないか?とさえ思ってしまいます。

マヤですが、賢いだけでなくとっても気の強い女性で、会議で大ボスが「そこの彼女は誰だ?」と周りに尋ねた時に「私がこの家を見つけたマザー・ファッカーよ!」と豪語する女傑です。それくらいでないと、身バレしたら殺されるかもしれないようなミッションを任せられませんね。新人の生きの良さというのもあったのかもしれませんが、若さで突っ切って大きなミッションを成功させてしまいます。

若いっていいですね。
ゼロ・ダーク・サーティ コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD] / ジェシカ・チャス...
ゼロ・ダーク・サーティ コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD] / ジェシカ・チャステイン, |ジェイソン・クラーク, ジョエル・エドガートン, ジェニファー・イーリー, マーク・ストロング (出演); キャスリン・ビグロー (監督)ゼロ・ダーク・サーティ コレクターズ・エディション [Blu-ray] / ジェシカ・チャステイン, ジェイソン・クラーク, ジョエル・エドガートン, ジェニファー・イーリー, マーク・ストロング (出演); キャスリン・ビグロー (監督)
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2013年06月24日

リミットレス Limitless



リミットレス」(Limitless)は2011年のアメリカ映画。

眠っている潜在意識をフルに活用出来ると言う魔法のドラッグのお話です。試験の時なんか、「前にやったのに、思い出せない!」って時がありますが、「NZT-48」は、一度でも過去に目にしたり聞いたりしたは脳の何処かに眠っていて、それを呼び起こせる事が出来る夢のドラッグです。その脳の何処かに眠っている知識や経験を一気に思い起こして、結びつけて使えたり、今現在目にしているものの理解力も比べ物にならない位向上してしまいます。

あらすじ
ニューヨークに住むエディ・モーラ(ブラッドリー・クーパー)は、スランプ中の作家。デッドラインに怯え、うだつの上がらない暮らしをしているのですが、ある日ばったり前妻の弟ヴァーノンに会い、彼からスマートドラッグ「NZT-48」を一錠渡されます。

半信半疑で自分のアパートに戻るのですが、そこで家賃の遅れているエディをどやしに大家の新しい妻が待ち構えていて、自暴自棄になって薬を飲むのですが、薬は直ぐに効き、エディはありえない機転を利かせて彼女を上手く丸め込み、詰まっていた作品の続きも書き上げてしまいます。

次の日、薬の効き目の切れたエディはヴァーノンの元へ更に薬をもらいに行くのですが、ヴァーノンの使いに行って戻って来ると彼の部屋は荒らされており、ヴァーノンは頭を撃ちぬかれています。。。

とっても面白い設定なのですが、とってもモヤッとする終わり方をします。まあ、エゴが大暴走して因果応報を受けて終わり、っていうありがちなエンディングよりかはいいのかもしれません。こういう人間の許容量を超えるものを与えられると、人はどんどん自分の欲に走ってやりたい放題やってしまうのが性として描かれますが、普通の人間を越えた男に何処までもやらしてしまえ、というエンディングは教訓的でなくていいのかもしれませんね。エンタメに徹してます。

個人的に、もう少し薬の出所とか説明してもいいんじゃないの?とも思いました。薬を使って暴走する男より、こんな薬を生み出した背景の方が面白そうな気がします。

リミットレス [DVD] / ブラッドリー・クーパー/ロバート・デ・ニーロ (出演)
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posted by 淀川あふるー at 16:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | サスペンス 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2013年04月23日

ラスト7 The Last Seven



ラスト7」(The Last Seven)は2010年のイギリス映画。サスペンス/スリラー映画。

どんでん返し系の映画です。何が起こっているのか、ラストで分かります。

あらすじ
誰もいなくなったロンドンの町で起きたウィリアム・ブレイク(サイモン・フィリップス)。静まり返った町の中を彷徨って行くうちに、ビルの屋上で酔っ払いのヘンリー(ジョン・モーソン)と出会い、彼の他にもクローイ(デイジー・ヘッド)や軍曹のジャック・メイスン(テイマー・ハッサン)がいる事を知ります。

男女7人がロンドンの町に生き残っている事が分かるのですが、お互いに記憶がなくなっており、何が起こったのか推理が始まります。。。

オチが肝な映画なので、あまり話すと面白くなくなってしまうので登場人物の関係性などは省きます。ちょっとトワイライトゾーン的な不可思議な事が起こっていて、登場人物達の記憶のフラッシュバックで徐々にそこにいる人物の関係性が明らかになって行き、「ああ、なるほど」というエンディングで終わります。

トワイライトゾーンっぽいストーリーが好きな方にはおすすめの映画です。

LAST7 [DVD] / テイマー・ハッサン, サイモン・フィリップス, デイジー・ヘッド,...
LAST7 [DVD] / テイマー・ハッサン, サイモン・フィリップス, デイジー・ヘッド, セバスチャン・ストリート, リタ・ラムナニ (出演); タージ・アユーブ, ブレンダ・A・パーカー (その他); ジョン・スタンリー (脚本); イムラーン・ナクヴィ (監督)
posted by 淀川あふるー at 15:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | サスペンス 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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