「闘魂先生Mr.ネバーギブアップ」(Here Comes the Boom)は2012年のアメリカ映画。ドタバタコメディ映画です。
42歳の高校教師が、学校の音楽プログラムを救う為にMMA(総合格闘技)に挑戦してしまうと言うかなり無謀なお話です。実際に、リッチ・フランクリンという、元高校の数学教師で元UFC世界ミドル級王者という強者がいますが、そこら辺からヒントを得た映画なんでしょうか。
あらすじ
遅刻常習犯で、ダレた高校の生物の教師スコット・ヴォス(ケヴィン・ジェームズ)は、同僚のマーティ(ヘンリー・ウィンクラー)がちょうど彼の妻から妊娠した、という電話を受け取っている所に居合わせます。ところが、マーティの担当する音楽のプログラムは学校の予算カットに含まれていて、マーティが職を失う危機を知ったスコットは、夜の移民向け歴史クラスを教えて資金を稼ごうとするのですが、そこでニコ(バス・ルッテン)に出会います。
彼の家に遊びに行ったスコットは、ニコが元MMAファイターであったことを知り、UFCでは、勝ったら$50,000、負けても$10,000稼げる事を知ります。『音楽プログラムを存続する為に必要な$48,000 は、これで稼げるじゃん!オレ、学生時代レスリングやってたし!』とかる〜い気持ちでスコットはニコにMMAを教えてもらう事を決意してしまいます。。。
オランダのMMAファイターのバス・ルッテンが登場しているのですが、彼がなかなかいい味をだしています。初めて出たUFCで体を故障してしまい、今は引退してアメリカに移民し、フィットネスクラブでボクササイズやディスコボールを回してノリノリでこぎ回る自転車のクラスなど数々のクラスを受け持っている、という設定で登場するのですが、彼の担当するクラスはやたら楽しそうでこれなら人気講師間違いなし!という感じです。
ラストシーンのMGMグランドでのUFCデビュー戦はかなり臨場感があります。実際のUFCはいくら色々な角度からのカメラがあるといってもリング内で選手目線のカメラワークはないので、この映画で吹っ飛ばされてるシーンは何だか新鮮でした。「殴られて吹っ飛ぶとこんな感じなのか!?」というファイター目線がちょっと楽しめます。
MMAファイターのジェイソン・ミラー、タイキックボクサーのマーク・デラグロッテ、クシシュトフ・ソシンスキー、石井 慧などなど、かなりの格闘家が出演もしくはカメオ出演しているので、総合格闘技好きの方にはおすすめのコメディです。
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