2013年05月24日

アメリカン・スプレンダー American Splendor



アメリカン・スプレンダー」(American Splendor)は、2003年のアメリカ映画。コミック『アメリカン・スプレンダー』の原作者ハーヴィー・ピーカーの伝記映画です。

アメコミ、というと筋肉隆々でハンサムなヒーロー達が主役な場合が多いですが、『アメリカン・スプレンダー』は原作者が自分をモデルにしていて、冴えない中年のおっさんの日常ストーリーを扱ったコミックです。
スーパーヒーローや特殊能力者が地球を救う、とか妄想の非日常を描いているのではなく、何処にでもいそうな登場人物達の日常が共感を呼んだ作品です。
実際のハーヴィー・ピーカーと奥さんのジョイスも所々登場してきます。

クリーブランドの病院で書類整理の仕事をするハーヴィー(ポール・ジャマッティ)。2度離婚しており、寂しい一人暮らしをしながら冴えない仕事を続けています。ジャズのレコードをヤードセール(自宅の前不要品を売るフリーマーケットみたいな物です。)で掘り出すのが趣味な彼は、ある日ロバート・クラムと出会います。絵のうまいクラムのコミック作品を自宅でジャズを聴きながら読んだりして交流するのですが、後にクラムはサンフランシスコでアングラなコミック作家として有名になります。

自分の冴えない日々にうんざりしたハーヴィーは、ある日自分の日常をコミックにする事を思い立ちます。絵の描けない彼は、簡単な素描に台詞を付けた原稿をクラムに見せるのですが、その自分の日常生活を漫画にした斬新さにクラムが絵を担当してコミックで売り出す事になります。。。

所々でコマ割りや2Dの絵を入れたり、コミック作品を意識した面白い構成で映画が進行しています。実際のハーヴィー・ピーカーと奥さんのジョイスがインタビュー形式で登場したり、ドキュメンタリーっぽくも構成されている部分もあって、色々な手法を使ってハーヴィー・ピーカーの世界を表現しようとしている制作側の意図が感じられます。

スーパーヒーローコミックの作者達のように大成功を納めて大金を手にした訳ではないのですが、それなりの評判や名声を得て奥さんのジョイスと仲良く暮らすとっても普通のハーヴィー・ピーカー。でも、奥さんとの馴れ初めや、レターマンのトークショーでの出来事など、普通なようでかなり変わった面を持っている事も伺われます。

普通の人の日常ドラマ的な何かの中に、やはり何か普通ではない所があるのが面白いですね。
アメリカン・スプレンダー [DVD] / ポール・ジアマッティ, ホープ・デイヴィス, ハービ...
アメリカン・スプレンダー [DVD] / ポール・ジアマッティ, ホープ・デイヴィス, ハービー・ピーカー (出演); シャリ・スプリンガー・バーマン&ロバート・プルチーニ (脚本); シャリ・スプリンガー・バーマン&ロバート・プルチーニ (監督)アメリカン・スプレンダー [大型本] / ハービー・ピーカー (著); ブルースインターアクションズ (刊)American Splendor [Soundtrack, Import] / Mark Suozzo (作曲) (CD - 2004)
posted by 淀川あふるー at 15:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 伝記 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック