「リアリティ・バイツ」(Reality Bites)は1994年のアメリカ映画。ベン・スティラー監督作品。
とっても懐かしいですね。久しぶりに見てしまいました。もう20年近く前の映画だって所が驚きです。この頃のウィノナは本当に可愛いですね。サックス・フィフスアベニューで万引きして捕まった挙げ句、大量に処方された薬(確かヴァイカデンとかですね)を持ってラリっていた事がバレた例のスキャンダルで消えてしまいましたが、この頃のウィノナは輝いていますね。
Reality Bitesを直訳すると『現実が噛み付く』という意味ですが、夢一杯で大学を卒業した四人の男女が、社会の現実を突きつけられるお話です。MTVを観て育った『ジェネレーションX』と呼ばれた世代を描いているので、所々にちょっと懐かしいMTV系の映像が登場します。
あらすじ
大学を総代で卒業したリレイナ(ウィノナ・ライダー)は、ギャップで働く友達のヴィッキーと(ジャニーン・ガラファロー)アパートをシェアして生活しているのですが、ある日男友達の無職トロイ(イーサン・ホーク)とサミー(スティーヴ・ザーン)が住み込む事になってしまいます。
ドキュメンタリー制作の仕事がしたいリレイナはテレビ局で働く傍ら、友達をビデオで撮り続け、上司に見せるのですが「面白くない」と批判され、仕返しをした事で仕事を首になります。ヴィッキーからギャップで一緒に働く事を勧められるのですが、優秀なはずの自分がギャップなんかで働くもんかと突っぱねて、あちこちのテレビ局に面接に行くのですが、その全ての面接で蹴られてしまいます。
一方、職なしでふらふらしているトロイとは友達以上の何かがあるのを感じてはいるのに、お互いイマイチ素直になれずにいて、ある日リレイナはMTVの編集局長マイケル(ベン・スティラー)と出会い、付き合い始めます。。。。
日本は新卒が重宝されますが、アメリカの場合、不景気になると経験の無い新人から真っ先に肩を叩かれます。これを観ていると自分が卒業した頃を思い出してしまいますね。。。何十通と履歴書を送っても、経験のない新卒は面接にでさえ漕ぎ着けないなんてざらです。現在の不景気は更に追い打ちをかけて、仕事が見つからずに実家に帰る新卒も多いそうです。
この映画のように自立心旺盛なアメリカの若者は大学入学と同時に親元を離れ、卒業したらそのまま自活するスタイルが一般的なのですが、そこで色々な葛藤をする若者達の姿が描かれている映画です。
親にお金を借りようとしたら、「どんな仕事でもいいからしてみなさい」と、バーガージョイントのバイトの面接にまで行ったり(デヴィッド・スペードが登場しています)、面接に落ちまくって鬱になったリレイナが、電話のサイキック(霊能力占い師ですね)にハマって電話代が400ドル以上になってしまい、お父さんにもらっていたガソリンカード(ガソリンに対してだけ使えるクレジットカード)を上手い事利用してなんとかお金を工面するシーンとか、四苦八苦して自立して行く姿に自分を重ね合わせる人も多いと思います。
音楽も懐かしいですね。
リアリティ・バイツ [DVD] / ベン・スティラー, ウィノナ・ライダー, イーサン・ホーク...
![リアリティ・バイツ [DVD] / ベン・スティラー, ウィノナ・ライダー, イーサン・ホーク, ジャニーヌ・ギャルファロ, スティーブ・ザーン (出演); ベン・スティラー (監督) リアリティ・バイツ [DVD] / ベン・スティラー, ウィノナ・ライダー, イーサン・ホーク, ジャニーヌ・ギャルファロ, スティーブ・ザーン (出演); ベン・スティラー (監督)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/511XGyiT3dL._SL160_.jpg)

「2ndアベニュー」
http://youtu.be/9jbXtOYNS1w