2013年01月07日

LOOPER/ルーパー Looper



LOOPER/ルーパー」(Looper)は2012年のアメリカ映画。タイムトラベルを扱ったSF映画です。

“ルーパー”と呼ばれる殺し屋が登場する映画です。2044年が舞台なのですが、2074年にタイムトラベルが発明されて直ぐに禁止になったのだけど、はびこる犯罪組織が違法でタイムトラベルをさせているという設定です。2074年の未来ではテクノロジーが発展して死体の処理が簡単に出来なくなってしまったので、2044年の過去に殺したい人間を送り込み、ルーパー達に始末させています。

あらすじ
2044年。人類の10%はテレキネティックと呼ばれる超能力を持っていて、コインを浮かせる事が出来たりします。主人公のジョー・シモンズ(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)はルーパーと呼ばれる殺し屋をしていおり、指定された時間にある場所に行き、未来から送られて来た人物を銃殺した後、背中に入れてある銀が報酬して支払われます。

ルーパーを始末したい、となった時は未来から送って本人に始末させるのですが、その時の報酬は金で、それを受け取ったルーパーは退職し、余命30年間を過した後に過去の自分に始末されます。

そんなある日、ジョーの同僚セス(ポール・ダノ)が未来から送られて来た自分に気づいてしまい、始末する事を躊躇って30年後の自分に逃げられてしまいます。ジョーの元へ逃げて来たセスは、未来の自分から“レインメイカー”と呼ばれる人物が暗黒世界を牛耳っているというのを聞いた事話し、ジョーに匿ってもらうのですが、事態を知ったボスのエイブに呼び出されたジョーは、脅しに負けてセスの居所を教えてしまい、現在のセスが徐々に体を切られ、未来から来たセスも消滅し始めます。

翌日、ジョーは仕事をしに行くのですが、そこには30年の未来から来た自分(ブルース・ウィリス)が登場します。。。

タイムトラベルを扱ったストーリーは必ず矛盾点が出て来るのですが、未来のジョー(ブルース・ウィリス)が登場して、過去の自分を殴って逃げる所から矛盾が出来てしまいます。その次にすぐ、未来からきたブルースウィルスが一度自分を殺害してその後30年をどう過ごしたか、というエピソードに入るのですが、その段階でパラレルワールドでもない限りストーリーが進行しませんよね。(でもそうでもしない限り二人が同じ時間に存在するのは不可能になります。)

ところで、この映画の中でジョゼフ・ゴードン=レヴィットが未来の自分のブルース・ウィリスに似せる為か、ぱっと見がかなり雰囲気が違って見えます。目を細めてニヤッと笑う、よくブルース・ウィリスの見せる不敵な笑みを見せたりしていて頑張ってるのは分かるのですが、あんまり似ていない二人ですよね。どう見ても未来の自分のほうが強そうだし、実際に強いのも笑えます。

現在のジョーが違う体験をする度に未来のジョーの記憶が書き換えられるという辺りや、現在のジョーが理解した事や体験した事がすぐに未来のジョーにもバレてしまう辺りがなかなか面白かったと思います。伏線としてのテレキネティックと、登場のさせ方で誰がレインメイカーか割と簡単に分かってしまうのですが、もう少し未来の世界で何が起こっていたのかが出て来ると面白かったのかもしれません。

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posted by 淀川あふるー at 17:16 | Comment(2) | TrackBack(0) | SF 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして、初コメントさせていただきます。
タイムトラベル物が好きな私にとって、とても気になってる映画です。
予告編見ましたが、おもしろそうですね〜(#^.^#)
Posted by やっちん at 2013年01月09日 22:46
やっちんさん

ストーリー展開は面白いのですが、タイムトラベルものなので考え始めるとタイムラインの穴やストーリーの盲点がゾクゾク出て来てしまうのが難点です。
Posted by あふるー at 2013年01月13日 18:57
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