「メン・イン・ブラック3」(Men in Black III, MIB3)は2012年のアメリカ映画。
さて、前作から10年振りに帰って来たSFコメディ映画ですが、このシリーズ三作目はどうもコメディ要素がイマイチでした。おちゃらけた奇抜なエイリアン達のアイデアが尽きてしまったんでしょうか。フランク(パグ犬エイリアン)も、壁に貼られたポスターだけでちょっとがっくりです。
タイムトラベルを扱ったストーリーは何処かで矛盾が出て来てしまうのが常ですが、この映画もツッコミどころは沢山あります。エンターテイメント映画としては綺麗にまとめてあるのですが、どうせなら二作目の最後にちらりと見せた宇宙観をもっと発展させてストーリーを展開すれば面白かったかも。
あらすじ
月面にある刑務所から、ボリス・ジ・アニマルと呼ばれる凶悪なエイリアンが脱獄します。エージェントK(トミー・リー・ジョーンズ)に捕まった時に腕を無くしていた事から、彼に復讐を企みます。
NYに落ちて来たUFOを調査していたエージェントKとエージェントJ(ウィル・スミス)は、その後とある中華料理屋に向かうのですが、そこでボリスと遭遇。ボリスはKに、「お前はまだ知らないけど、もう死んでいるんだ」という言葉を残して消えます。
各自アパートに戻ったKとJ。Jに電話をした後、Kはアパートの部屋ごと消え去ってしまいます。。。
テーマで、偶然と必然を取り扱っています。可能な未来を観る事の出来るグリフィンというエイリアンが出て来ます。「何か些細な事が切っ掛けで現在がある」という部分が展開されて、Jがどうしてエージェントにスカウトされたかという部分に発展します。良く流れを考え直すとありえないタイムトラベルの矛盾があるのですが、ちょっとホロッとくるようなJの秘話があります。
若き日のKを演じるジョシュ・ブローリンの『K』がなかなかです。感情表現が豊かな『J』に比べて、感情の抑揚のあまり無いトミー・リー・ジョーンズの『K』が若くなるとこんな感じ、という彼の個性が上手く出ています。トミー・リー・ジョーンズ事態の出演部分がとても少ないのが個人的にとっても残念でしたが。
さて、今週末アメリカではこの夏の映画で一番個人的に期待しているSF映画、リドリー・スコットが監督作品の「プロメテウス」が公開されます。映画館で観たロングバージョンの予告がかなり良かったので、更に期待度がアップしています。


