2012年05月17日

CHLOE/クロエ Chloe



CHLOE/クロエ」(Chloe)は2009年のアメリカ/フランス/カナダ映画。アトム・エゴヤン監督作品。2004年の映画『恍惚』のリメイク作品。

クロエとなっていますが、英語ではクローイーと発音します。お騒がせセレブのカダシアン姉妹の影響でしょうか、アメリカの女の子の赤ちゃんの名付けトップ10に入るような最近人気の名前ですね。

中年女の心の闇は深い、といった部分が描かれている映画です。旦那は教授、自分は婦人科のドクター。息子は音楽に才能があって、家族が暮らす家はセンスのいいモダンなお家。誰もが羨むような暮らしをしている奥様、キャサリンをジュリアン・ムーアが演じています。

中年になって自分の魅力に自信を無くし、若い学生相手のお仕事をする自分の夫に対する疑惑や嫉妬が芽生えて、困った行動に出てしまいます。

あらすじ
キャサリン・スチュアート(ジュリアン・ムーア)は、夫デイビッドが生徒と撮った写真をみつけ、浮気を疑います。コールガール(娼婦)クロエ(アマンダ・セイフライド)とコンタクトを取り、夫の貞操観念をテストをしたいと持ちかけます。「夫がどういう行動をとっているのか知りたい」とクロエに夫にさりげなく近づくように指示を出します。

クロエからの報告を受けて落ち合う事になり、デイビッドの通うコーヒーショップで彼にさりげなく近づいた経緯などを一喜一憂しながら聞くのですが、キスしていいかと聞かれたとクロエが報告するのに激怒します。ですが、また次も夫と落ち合うようにキャサリンは指示します。。。

夫に正面から向き合うのではなく、姑息なまねを使って相手を試そうとする辺りに、キャサリンの女心の機微が描かれています。歳を追う毎に魅力が増す夫に比べ、自分はドンドン老いて行くだけ。可愛かった息子も自分の手から離れて何考えているんだか分からない。心の中は、「キーーーーッ」とヒステリー状態になっているのに、そこを巧く知的に抑えて取り繕い、涼しい顔して生きている彼女の不安や欲求はあらぬ方向に暴走して行きます。

ちょっとあどけない感じのする娼婦クロエの持つ怪しさより、知的で美しく、完璧に整えられた人生を歩んでいる奥様キャサリンの、その後ろに綺麗に隠された心の中の方が危険なのですね。クロエの黒さなんてキャサリンの心のドロドロに比べればへのカッパみたいなもんです。

キャサリンは自分が手に入れられない、若い女クロエがいとも簡単に手に入れる事の出来る夫の肉体の残像の妄想までして嫉妬します。(おおコワ)「どういう風にヤッタの!!!」なんて、自分が嫉妬する事で自虐的に楽しんでいる有閑マダムとも見えてしまうから不思議です。

お暇な時にどうぞ。

クロエ [DVD] / ジュリアン・ムーア, リーアム・ニーソン, アマンダ・セイフライド, ...
クロエ [DVD] / ジュリアン・ムーア, リーアム・ニーソン, アマンダ・セイフライド, マックス・シエリオット (出演); マイケル・ダナ (その他); ジョー・メジャック, ジェフリー・クリフォード (プロデュース); エリン・クレンダ・ウィルソン (脚本); アトム・エゴヤン (監督)

posted by 淀川あふるー at 16:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | サスペンス 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。