2012年04月28日

コンタクト Contact



コンタクト」(Contact)は1997年のアメリカ映画。原作はカール・セーガンのSF小説。

懐かしい映画がテレビで放送されていました。これを観た当時は、「おお、何だこれ」と狐につままれたような不思議な感覚になったのを覚えています。

真面目で、勇気がある女性研究者エリーが、国をあげてのフルボッコに見舞われると言うかなり酷い展開をするストーリーですが、宗教や、政治的思惑や、科学の発展に対してぶつかる人の先入観など、色々な要素が取り入れられたSF映画です。

あらすじ
地球外の知的生命を探すSETIプロジェクトの研究者エリナー・アロウェイ(ジョディ・フォスター)は、先の見えないプロジェクトに苛立った懐疑派で天文学の権威ドラムリン(トム・スケリット)に研究費を打ち切られてしまう。エリーは富豪のハデンのスポンサーを得て、探索を再開したある日、ヴェガからのプライムナンバーを繰り返す電波信号を受信する。

それを聞きつけたドラムリンや政府は施設をコントロールかに置こうと介入を始め、電波には地球上の映像と謎の設計図も納められていた事が判明する。。。。

宇宙ってやっぱり人間にとって宗教に繋がってしまうんでしょうかね?と考えさせられてしまう映画です。人類はどうして発生したのか?宇宙の始まりと終わりはどうなってるのか?現在の科学の許容範囲を超えた答えを見つけるには、飛躍した宗教的な考えに行き着いてしまうのでしょうかね。宗教団体や、カルト団体がテロ行動までして解明を阻止してきたり、コペルニクスの時代とあんまり変わっていないんでしょうかね。

そこら辺を否定もせず、肯定もせず、エリーの体験も科学の発展に寄与するべきものと捉えられるより、個人的な開眼体験として昇華されて終わってしまいます。この映画はオルタナティブ・エンディングが観てみたい!と思ってしまう作品でもあります。

コンタクト 特別版 [DVD] / ジョディ・フォスター, マシュー・マコノヒー, ジョン・ハ...
コンタクト 特別版 [DVD] / ジョディ・フォスター, マシュー・マコノヒー, ジョン・ハート, ジェイムズ・ウッズ, デイビット・モース (出演); ロバート・ゼメキス (監督)
コンタクト〈上〉 (新潮文庫) [文庫] / カール・セーガン (著); Carl Sagan...
コンタクト〈下〉 (新潮文庫) [文庫] / カール・セーガン (著); Carl Sagan...




posted by 淀川あふるー at 17:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | SF 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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