2011年12月13日

デリカテッセン Delicatessen


使われている音楽がとても良いですね。

デリカテッセン」(Delicatessen)は、1991年のフランス映画。フレンチ・ブラックコメディ/ファンタジー映画。ジャン=ピエール・ジュネとマルク・キャロ監督作品。(この映画でセザール賞新人監督作品賞を受賞)

妙ちくりんとか変ちくりん、そういう言葉がぴったり合いそうな、とっても不思議な雰囲気を持った映画です。ノスタルジー溢れる不思議な世界にとってもユニークな登場人物達が登場します。

あらすじ
核戦争15年後のパリ。とある精肉屋(デリカテッセン)の上にあるアパートにもとピエロの青年ルイゾン(ドミニク・ピノン)がやってきます。精肉屋の店主の思惑も知らずに、彼の出した広告に引っかかってやってきたルイゾンは、アパートのメンテナンスなどの仕事を引き受ける事と引き換えにここに住み始めます。

アパートの住人は個性溢れる人達で、ルイゾンはド近眼で分厚い眼鏡をかける精肉屋の娘ジュリーと知り合いになります。。。

核戦争の後、食料の乏しいパリの町で商売する何だか怪しいデリカテッセンが舞台です。自室を水浸しにしてカタツムリを飼ってるじいさん(食用のエスカルゴです)や、自殺願望があって自爆装置を作って自殺を何度も試みる奥さん(微妙な邪魔や誤算があって失敗し続けます。)占い好きの愛人、地下世界で暗躍するトログロ団、もう、怪しい登場人物達がたっぷりです。

ホラーになりそうな設定なのですが、あくまでも不思議空間の(ちょっと異次元的な)映画で、グロい映画ではありません。ジャン=ピエール・ジュネ監督の美意識が反映されているのでしょうね。少しボロいアパートが住む人達も含めてなんだかシックなお洒落感があって、その視覚的な統一感にセンスの良さを感じてしまいます。古いテレビの映像やインテリアに哀愁があって、ノスタルジーある異世界に仕上がっています。

精肉屋の主人がナイフを研いでるシーンや豚肉の看板、そして人肉うんぬんの噂を聞いていたので、どんだけグロいんだ?と勝手に想像していたのですが、良い意味で期待を裏切ってくれるちょっとほっこりする映画です。

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デリカテッセン [DVD] / ドミニク・ピノン, マリー=ロール・ドゥーニャ, ジャン=クロード・ドレフェス (出演); マルク・キャロ/ジャン・ピエール・ジュネ (監督)デリカテッセン (ユニバーサル・セレクション第3弾) 【初回生産限定】 [DVD] / ドミニク・ピノン.マリー=ロール・ドゥーニャ.ジャン=クロード・ドレフュス (出演); ジャン=ピエール・ジュネ (監督)デリカテッセン [Soundtrack] / サントラ, カルロス・ダレッシオ (CD - 1991)
posted by 淀川あふるー at 18:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | コメディ 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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