2011年07月21日

ハイテンション Haute Tension


フランス語版

ハイテンション」(Haute Tension)は、2003年のフランス映画。シリアルキラー/スリラー/サスペンス映画。アレクサンドル・アジャ監督

あらすじ
マリー(セシル・ドゥ・フランス)は、親友アレックス(マイウェン・ル・ベスコ)の田舎にある実家で試験勉強をするために一緒に行くのだが、夜遅く到着する。長旅に疲れきったアレックスはすぐ眠りにつき、なかなか寝付けないマリーは玄関のベルが何度も鳴っている事に気づく。

マリーが部屋の窓から玄関付近を見下ろすと、そこには男が立っており、応対したアレックスの父親を持っていた凶器で殴りつけた。。。

サスペンスとして面白く作られているのですが、「それは反則じゃない?」というような観客を騙すような誰の視点か後に分からなくなるようなシーンや伏線的なシーンが取り込まれていて、矛盾が鼻についてしまう映画です。そういうつじつま合わせを考えずにお話として最後のどんでん返しの効果を盛り上げているのかもしれませんが、後々制作側のあざとさを感じてしまってちょっと残念です。生々しく迫力のある殺害シーンで男から息を殺して逃げるマリーには、見ている側も息の止まるような緊張感があって盛り上がる分、後で『がくっ』と来ます。確かに一瞬「ハイテンション」なのかもしれませんが、思いっきりテンション下げられてしまいます。

犯人がどうしてそういう残虐な殺人にいきなり走ったのか、そういう説明も全くされていないのも残念です。何がトリガーになって何人も殺害したのか、とか不十分すぎます。ただゲイだったで片付けるには余りにも説明の足りない展開の乏しさ。。。ストーリーをそれだけインパクトがある設定にしたいという事で伏線を最小に控えていたのでしょうが、物語の核である精神的なラインで攻めるんだったら、せめて後付けでもいいから何らかの前提があっても良かったと思われます。

セシル・ドゥ・フランスの演技は後の展開に繋がるのに十分なくらい、映画の恐怖テンションを盛り上げるのに成功しています。恐怖の心理は巧く描かれているのに、観客の騙し方が稚拙なストーリーの描き出し方が残念です。スラッシャーシーンもちょっとあり、グロという程までではないのですが嫌いな方は注意。

ハイテンション [DVD] / セシル・ドゥ・フランス, マイウェン, フィリップ・ナオン, ...
ハイテンション [DVD] / セシル・ドゥ・フランス, マイウェン, フィリップ・ナオン, アンドレイ・フィンティ, オアナ・ペレア (出演); アレクサンドル・アジャ, グレゴリー・ルヴァスール (脚本); アレクサンドル・アジャ (監督)ハイテンション アンレイテッド・エディション [DVD] / セシル・ドゥ・フランス, マイウェン, フィリップ・ナオン, アンドレイ・フィンティ, オアナ・ペレア (出演); アレクサンドル・アジャ, グレゴリー・ルヴァスール (脚本); アレクサンドル・アジャ (監督)


posted by 淀川あふるー at 15:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | シリアルキラー映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。