2012年05月22日

ドクターハウス 最終話 House series finale - "Everybody Dies"



今日は「ドクターハウス」の最終話 "Everybody Dies" 「皆(いつかは)死ぬ」でした。8シーズン続いたこのドラマが無くなるのはかなり寂しいです。これでもうハウスとウィルソンのアホなオヤジボーイズのやり取りが見れなくなるかと思うと、悲しくなります。ヒュー・ローリーもロバート・ショーン・レナードも映画にあれこれ出ていますが、このドラマのキャラクターがハマっていて、お互いピッタリと息があっていましたね。

2時間スペシャルで、裏方さんやキャストの撮影風景やインタビューが盛り込まれた"House Swan Song"(ハウス白鳥の歌)付きで、撮影現場の雰囲気ってこういう感じだったのねー。というのも楽しめました。

ラスト3話はとある事情で暗い進行になったので、どういうフィナーレになるのだろうとあれこれ予測をしたりしたのですが、ある意味ハウスらしい終わり方をしました。フィナーレは豪華に昔のキャスト:カトナー、アンバー、キャメロン、ステイシーが登場しています。アンバーという所で分かるかもしれませんが、要するにちょっとハルシネーション(幻覚)を観ているエピソードです。アンバーが登場した時にそうだったように、ハウスの深層心理的の葛藤が幻覚という形で現れます。

で、カトナーとアンバーは死んだ人間の幻覚として登場しているのに、何気に老けてたり太っていたりして、死人も老けるのね、とつっこみを入れたくなってしまいました。

そして最後には、いつの間にかキャメロン幸せになってたのねー!!という何気ないシーンの差し込みがしてあって楽しめます。

ちょっと見方によればオープンエンド的な終わり方をするので、出来ればいつか帰って来てしてほしい!と思ってしまうのですが無理でしょうね。。。

Dr.HOUSE/ドクター・ハウス シーズン6 DVD-BOX / ヒュー・ローリー, リサ・エデルシュタイン, ロバート・ショーン・レナード, オマー・エップス, オリビア・ワイルド (出演)Dr.HOUSE/ドクター・ハウス  シーズン5  DVD-BOX 1 / ヒュー・ローリー, リサ・エデルシュタイン, ロバート・ショーン・レナード, オマー・エップス, ジェニファー・モリソン (出演)Dr.HOUSE/ドクター・ハウス  シーズン5  DVD-BOX 2 / ヒュー・ローリー, リサ・エデルシュタイン, ロバート・ショーン・レナード, オマー・エップス, ジェニファー・モリソン (出演)
posted by 淀川あふるー at 17:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | テレビドラマ/シットコム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2012年05月19日

トスカーナの贋作 Copie conforme



トスカーナの贋作」(Copie conforme)は2010年のフランス/イタリアの映画。イラン人のアッバス・キアロスタミ監督/脚本。ジュリエット・ビノシュがカンヌ国際映画祭主演女優賞を受賞。

凄い映画ですね。プロットもとても凝っています。ジェームス役のウィリアム・シメルはイギリスのオペラ歌手だそうで、畑が違うのにかなりの演技力です。

これまたストーリーが二つに取れてしまう巧妙な作りの映画です。どうしてそう取れてしまうかと言うと、ジュリエット・ビノシュとウィリアム・シメルの演技力もあるのですが、結婚について凄くつっこんだ、男と女の部分がとても克明に描かれているからなんですね。欧米ならではの個人主義が作用して、家族だの、子供だの付随して来る部分の結婚ではなくて、男と女の結びつきという結婚の大元の部分が描かれています。

さて、タイトルは「トスカーナの贋作」ですが、英語タイトルの方をみるとちょっとニュアンスが違ってきます。「Certified Copy」で、公認のコピーという意味になってきますね。フランス語が出来ないので、原題「Copie conforme」を英語に直すと、certified true copyとなるそうです。「贋作」偽物である事には違いないのですが、映画の中で『時間が経って公認のコピーになってしまった作品』の件があるので、この微妙なニュアンスに、プロットのその二つに取れてしまう巧妙なストーリーの流れが重なって、捻りが利いていますね。

あらすじ
イタリア、南トスカーナの小さな町が舞台です。新作「Copie conforme」という本の講演会にきたジェームズ(ウィリアム・シメル)。アートは本物でさえ実態のコピーであるから、アートの世界での真贋は無意味だと言う理論を展開する。講演にいたアンティークショップを経営するフランス人女性(ジュリエット・ビノシュ 役名は登場しません。)は、離れて一緒にいた息子と講演を途中退席する。

後に彼女のお店を訪れたジェームズは、彼女とルチニャーノへとドライブへ出かける。妹夫婦の事、アートの事、好きなジョークの事などを話しながら二人はとある贋作を見物し、新婚さんが縁起を担いで式を挙げるこの町で、二人は夫婦だと勘違いされたのをきっかけに、あたかも長年連れ添った夫婦であるように装い始める。。。

二人の台詞の掛け合いがいいですね。最初から本当に今知り合ったの?とつっこみたくなるくらいかなり喧嘩腰な会話が続くのですが、ジョークに対する考え方、妹夫婦のあり方に対する考え方、アートに関する考え方、全て噛み合わない価値観の違う二人。

ところが途中からそれが情熱的に恋をし、あばたもえくぼで結婚してしまい、15年経ってみるともの凄くすれ違ってしまっている夫婦の会話に変わります。二人を夫婦と思ってアドバイスして来たカフェの老女は、「男は仕事に夢中で家になんかいない方がいい」と言うけれど、もっと一緒にいてもらいたい彼女。仕事に夢中で不在の、子育てやら色々なものを半ば放棄した(単身赴任の?)無責任な旦那にジェームスは変わります。

結婚する前は違いも新たな発見で魅力的に映るかも知れないけれど、15年間の間にその価値観の違いは二人の亀裂をただただ大きくして行くだけの物に成り下がってしまった別居状態の夫婦。気持ちが全くない訳ではないのだけど、お互いの許せない部分が大きくなりすぎてしまって修復は不可能。最後のすれ違いながら音を出す鐘のシーンまで、かなりあっぱれな二人の対話が続きます。

これは結婚している方におススメの映画かも。
トスカーナの贋作 [DVD] / ジュリエット・ビノシュ, ウィリアム・シメル (出演); ア...
トスカーナの贋作 [DVD] / ジュリエット・ビノシュ, ウィリアム・シメル (出演); アッバス・キアロスタミ (監督)






posted by 淀川あふるー at 17:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 恋愛 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2012年05月17日

CHLOE/クロエ Chloe



CHLOE/クロエ」(Chloe)は2009年のアメリカ/フランス/カナダ映画。アトム・エゴヤン監督作品。2004年の映画『恍惚』のリメイク作品。

クロエとなっていますが、英語ではクローイーと発音します。お騒がせセレブのカダシアン姉妹の影響でしょうか、アメリカの女の子の赤ちゃんの名付けトップ10に入るような最近人気の名前ですね。

中年女の心の闇は深い、といった部分が描かれている映画です。旦那は教授、自分は婦人科のドクター。息子は音楽に才能があって、家族が暮らす家はセンスのいいモダンなお家。誰もが羨むような暮らしをしている奥様、キャサリンをジュリアン・ムーアが演じています。

中年になって自分の魅力に自信を無くし、若い学生相手のお仕事をする自分の夫に対する疑惑や嫉妬が芽生えて、困った行動に出てしまいます。

あらすじ
キャサリン・スチュアート(ジュリアン・ムーア)は、夫デイビッドが生徒と撮った写真をみつけ、浮気を疑います。コールガール(娼婦)クロエ(アマンダ・セイフライド)とコンタクトを取り、夫の貞操観念をテストをしたいと持ちかけます。「夫がどういう行動をとっているのか知りたい」とクロエに夫にさりげなく近づくように指示を出します。

クロエからの報告を受けて落ち合う事になり、デイビッドの通うコーヒーショップで彼にさりげなく近づいた経緯などを一喜一憂しながら聞くのですが、キスしていいかと聞かれたとクロエが報告するのに激怒します。ですが、また次も夫と落ち合うようにキャサリンは指示します。。。

夫に正面から向き合うのではなく、姑息なまねを使って相手を試そうとする辺りに、キャサリンの女心の機微が描かれています。歳を追う毎に魅力が増す夫に比べ、自分はドンドン老いて行くだけ。可愛かった息子も自分の手から離れて何考えているんだか分からない。心の中は、「キーーーーッ」とヒステリー状態になっているのに、そこを巧く知的に抑えて取り繕い、涼しい顔して生きている彼女の不安や欲求はあらぬ方向に暴走して行きます。

ちょっとあどけない感じのする娼婦クロエの持つ怪しさより、知的で美しく、完璧に整えられた人生を歩んでいる奥様キャサリンの、その後ろに綺麗に隠された心の中の方が危険なのですね。クロエの黒さなんてキャサリンの心のドロドロに比べればへのカッパみたいなもんです。

キャサリンは自分が手に入れられない、若い女クロエがいとも簡単に手に入れる事の出来る夫の肉体の残像の妄想までして嫉妬します。(おおコワ)「どういう風にヤッタの!!!」なんて、自分が嫉妬する事で自虐的に楽しんでいる有閑マダムとも見えてしまうから不思議です。

お暇な時にどうぞ。

クロエ [DVD] / ジュリアン・ムーア, リーアム・ニーソン, アマンダ・セイフライド, ...
クロエ [DVD] / ジュリアン・ムーア, リーアム・ニーソン, アマンダ・セイフライド, マックス・シエリオット (出演); マイケル・ダナ (その他); ジョー・メジャック, ジェフリー・クリフォード (プロデュース); エリン・クレンダ・ウィルソン (脚本); アトム・エゴヤン (監督)

posted by 淀川あふるー at 16:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | サスペンス 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする